iPadとPiascoreというアプリで楽譜の電子化を始めました。
Piascoreの機能として『ジェスチャー譜めくり』なるものが。iPadのインカメラにウィンクすることで譜めくりができるものです。
紙の譜面だと譜めくりが目立ってしまいますが、これなら客席に目立った印象を与えずに譜めくり可能です。
少し不安…対策を。
さっそ首実際に『ジェスチャー譜めくり』を使ってみたのですが、バイオリンだと不安が。
弓の動きとウィンク検知
私の弾く楽器バイオリンは顔の近くに構え、弓を動かす特性があります。インカメラと顔の間に弓が割り込むとウィンクとして検知してページ遷移が起きてしまうことが多発しました。
たとえ暗譜している曲でも意図しない動作をされると動揺してしまいます。
フットペダルで対応
ギタリストは足下にエフェクターボードを置く場合があります。
『ペダル』って呼んだりします。あれはエフェクトやそれを繋ぐ回路を切り替えるためのものです。
それと似たようなものがありました。iRig BlueTurnです。
これを使えば「ペダルを踏む」ことでPiascoreに表示中の「楽譜のページを切り替える」ことが可能です。
お値段は1.3万円ほど。エフェクターと思えば高くはありませんね。電化製品として見ると高いのは否めませんが。
iPadとBluetoothで接続します。上矢印を踏むと前のページに、下矢印を踏むと次のページに遷移します。
便利だけど慣れが必要
このペダル、まずまず大きいのでさぞかし簡単に使えるだろうと侮ってました。しかし私の演奏技術の関係でそうはいきませんでした。
演奏中のペダル操作は演奏に影響がある
当たり前のことではありますね。製品ではなく奏者の慣れも必要です。
ページの変わり目と曲の難しい箇所が被ると悲劇です。
演奏に余裕がないときに足を動かしてペダルを踏むのは案外難しいです。
靴によって感触が大きく変わる
フットペダル全般にも言えます。スニーカーとハイヒールでは地面に接触している場所が違います。厚底履だとそれ自体の重量も加わります。
本番で使う場合は必ず本番で履く靴で動作できるように十分な練習が必要です。
気になる「踏んだ時の雑音」はない
こういう製品で一番気になるのは動作音です…ほぼ聞こえません…
もしLEDの灯りも気になる場合は上からマスキングテープを貼ってしまいましょう。
使い方
まず本体を裏返して電池を入れましょう。そして電源をオンに。
次にiPadなどPiascoreを使う端末とBlueTurnをBluetoothでペアリング。
これだけです。少なくともiOSの場合はPiascoreでの設定は必要ありません。
私もこれからペダル踏みの練習をしたいと思います…