更新をしないまま日付だけが過ぎていきました。すでに6週間もこの曲に取り組んでいることになります。
しかし全然進んでおりません…
下のリンクは前回の記事です。
目次
譜読みを始めて6週間。
弾けない部分は限られてきました。
ただその弾けない部分が曲の要所だったりするので全体としての完成度は低いですね。あと全体的に左手に余分な力が入っていて、フォームが潰れています。これはかなり大きな問題です。
さて曲の部分ごとに細分化して課題を考えます。
主題
主題は後半部分の半音階が課題。
下降形で3rdポジション3の指のドからソ♭までダウンボウでここまでが装飾音符の扱いです。その直後にファから始まる冒頭の主題を再現するのでアップボウに切り替えです。
弦楽器の特性上、同じ半音でも押さえる指板の場所によって半音の幅が変わるためソ♭の音程が高く出すぎる傾向があります。(ギターだとわかりやすいかも。フレットとフレットの幅って一定じゃないですよね。)
さらに問題は、その高く出たソ♭に直後のファの音が引きずられほとんどファ♯の音程になってしまいます。これはちょっとダメですね。
第一変奏
ここはいける。たぶん。昨年末に弾いた時はかなり痛い音が出ていましたが。
パート譜にはどの弦で弾くかの指示が書いてないのになぜかスコアにsul Aって書いている小節があることに今気づきました。
第二変奏
軽やかに弾きたい感じの変奏です。
実際に出ている音はともかく、前半部分に関しては軽やかな気持ちで弾けています。
しかし後半は軽やかに弾きつつも楽譜に音の強弱に関する指示が出ており、しかも通常であればフォルテで弾きたくなる音形に対してピアノ、ピアノで弾きたくなる音形は逆にフォルテの指示が。
しかも重音をピアノで弾かせるという鬼畜具合が素晴らしい。
爆発しそう。
エアバリエについて
エアバリエOp.89に含まれる各曲については以前まとめた記事を作っております。ご参考まで。
エアバリエの楽譜はどこにあるの?
版権切れ楽譜収集サイト「IMSLP」に載っています。
https://imslp.org/wiki/6_Airs_variés%2C_Series_I%2C_Op.89_(Dancla%2C_Charles)
国内版の楽譜は「新しいヴァイオリン教本」の3巻と4巻に「ロッシーニの主題他2曲」が掲載されていたと思います。