【音楽レッスン】レッスンノートを書く意義とレッスンノートの書き方(応用編)

半年ほど前に下の記事を書いたところ、アクセスが増えました。

この記事を書いた後、自分のレッスンノートの書き方がアップデートされてきました。ただ、レッスンノートというものを書く習慣のない場合、ハードルが高くなりそうな感じがしましたので、以前の記事は「基本編」ということにして、今回は応用編という位置付けで記事を書きたいと思います。

ポイント:レッスン後のノートを詳細にする

前の「基本編」と違うのは、「レッスンの後に書く記録」の中身です。

具体的には、ノートに残す情報に、誰の考えや発言なのかを明確化しておくことです。

何ヶ月か前のことなのですが、「あの時、どんな感じだったっけ?」と思って、1ヶ月、2ヶ月前に書いたノートを確認すると、内容について「自分が思ったことなのか、先生が言ったことなのか、どちらなのか」判然としないケースがありました。よく読めば文脈とか言葉尻で読み取れるのですが、読み取る時間がかかってしまう。

「それはちょっとまずいよね」と思ったので書き方を変えました。詳しくは後で書きますが、まずはノートの見本をご覧ください。

ちなみに上のイメージでは数行程度しか書いていませんが、実際のノートはこれの数倍ぐらいは書いています。あくまでイメージです。

では中身を説明していきます。

文字色で判別する

表題の通りなのですが、フリクションの3色ボールペンを導入しました。赤色と青色と黒色です。

自分の場合下のような役割を各色に振り分けました。

  • 赤色:宿題、進捗関連など事務的な要注意事項
  • 青色:先生の言ったことやアドバイスなどの事項
  • 黒色:自分の考えたことと、表題や日付などの事項

黒色の役割が多い気もしますが、3色を超えて色を使うとカラフルすぎて可読性が落ちると思いますので、要注意です。替えインクを買うのも面倒ですし。

色を使うメリットは、見た瞬間にそれが誰の考え・発言かを把握できる点です。1色だけだと先ほど書いたように時間が経過してから見た時に文脈や言葉尻で判断しなくてはならない事態を招きます。

なぜフリクションボールペンか?

「音楽やってたら筆記用具は鉛筆じゃないの?」という疑問。

ご存知の通り、そもそもこの習慣は「オーケストラの演奏家が使う楽譜は本人が所有している楽譜ではなく、レンタル譜面だから」というのが起源です。

もう少し噛み砕くと「鉛筆は原理的に紙面に染み込まず、物理的には紙の上に半ば浮いていて、消しゴムできれいに消すことができる」ということです。

だから2Bとかそれより柔らかい芯の鉛筆が使われます。(鉛筆でもHとかHBは硬いので紙面に傷を入れる可能性があるので使われない。)

でも、そもそもノートは自己所有ですし、紙面に傷を入れようが入れまいが関係ありません。鉛筆は間違えて指で筆記面を擦ってしまうと滲むという欠点があります。

まあ、消しゴムで消せばいいのですが。

その点フリクションは基本的にはボールペンですので、間違えて指で擦っても鉛筆ほど汚くなりません。また通常のボールペンだと修正は面倒くさいですが、フリクションであれば誤字脱字があっても後で修正も可能です。

なのでかれこれ5年ほどフリクションを使っています。

最初は無理をして書こうとしすぎない。

最初から情報量を多く書けばいいというのは理想論です。人間は不慣れなことを無理やりすると途中で投げ出す生き物です。まずは練習やレッスンの日付と時間を記録するところから始めて、徐々に書くを増やしていく方が長続きします。

まずはぼちぼちやるところから始めてくださいね。

そもそもレッスンノートの意味って?

これについては半年前の記事に少し詳しく書いています。気が向いたら見てあげてください。

ということで今回はレッスンノートの書き方応用編でした。