エアバリエOp.89-3(ベッリーニの主題による)練習記03 とりあえず録画

さて前回に引き続き「ベッリーニの主題」を攻略中です。まずは前回の記事へのリンクを↓

数ヶ月後に発表会が実施されるみたいなので、そこでこの曲を弾くことになりました。

初録画

先日始めて録画しました。

完成度への道は長そう

この曲、最初は一部を除いて意外と簡単そうだなと思って油断していましたが、実際のところ難しいかもしれません。

地味にリズムが難しいのと、右手は弓を跳ばしたり、左手は超正確性を求められるハーモニクスが重音の多いエリアで出現するなど、本当に難しいです。

右手の小指の問題

動画に映っている自分の右手の小指が非常に気になります。難しい部分になると伸びきってしまっています。弾くことに慣れてきたら改善するかもしれません。

【大手系列 vs. 個人教室】音楽教室は結局どっちがいいの?

Twitterで話題になっていたので記事を書いてみます。「音楽教室、習いに行くならどっち?」問題。

音楽教室の大まかな分類

  • 大手系列
  • 音楽大学系列
  • 小規模教室
  • 個人教室

よく「大手系列」と「個人教室」の2つで対比されますが、自分の知る限り音楽教室には上記の4つのパターンがあります。つまり二項対立的な概念で考えると差し障りがあります。

教室間の顧客層の棲み分け

これらの音楽教室はメインラインの顧客を別に設定していると思われます。具体的には、大手系列は「アマチュアで音楽を楽しむ人」、音大系列は「将来の生徒(=音大に行く人候補)の囲い込み」、小規模教室と個人教室は教室によって違うので一概には言えません。

このような主要顧客の属性によって市場を棲み分けするというのは、他の業界でも同様です。自動車業界を考えてみましょう。自動車にお金を使う人は高い外国車を好むでしょうし、必要に迫られて渋々自動車を買う人は国産でなおかつ低価格帯の自動車の顧客でしょう。同じ「自動車を買う人」でも属性が異なるわけです。

演奏レベルとそれに適した教室

日本ではあまりメジャーではないですが、イギリスのABRSMのグレードに教室のレベル目安を作りました。

各グレードの中身はABRSMのPDFページをご覧ください。

https://gb.abrsm.org/media/65106/violin-initial-2020-rev-sep-2020.pdf

大まかな目安ですと、Grade 4が第1ポジションと第3ポジション間のポジションチェンジぐらいになります。

小規模教室や個人教室は教室によって違いがあるので、習いに行くところによって事情は変わってくると思います。一概には言えません。

講師のレベル

どうしても気になるのは講師のレベルですよね。

大手系列の場合、ヤマハ系ならヤマハPMS資格を取っているので、一定のレベルはそこで認証されています。

音楽教室で楽器を教える行為というのは免許が不要です。逆にいうと教室を作って先生を名乗ること自体は法的に問題ありません。その意味では小規模経営のところは講師の質にばらつきがあるはずです。

ちなみに、講師のプロフィールに誰に師事したとか、コンクールの受賞歴が長々と掲載されていたりするのは、統一的に点数化されたものが世の中に存在しないのでそういう書き方になってしまうのだと思われます。

ちなみに、どこの音楽大学を出ているかというのは実務上あまり意味がないみたいです。学校の先生が東大卒だからといって指導力もあるとは限らないのと似ているかもしれません。

大手系列教室の留意点

バイオリン以外の楽器で「地方都市の楽器店が運営している場合、楽器によっては都市部と同じカリキュラムでもテキストに書いてある以上のことは何も教えてもらえない」という趣旨の話を聞いたことがあります。

音楽教室選びの方法

では教室選びです。

プロフェッショナルになる場合

私は普通にアマチュア止まりで大手系列ですが、プロフェッショナルを目指す方は、大手系列教室にはいらっしゃいません。

プロフェッショナルでやっていく人は、地元の教室で習い始めて、才能がありそうだとわかると先生から先生を紹介してもらって、気づけば音楽大学コースというパターンが続いているものと思われます。

大人から趣味でやりたい場合

大人から趣味で楽器をしたい方は最初は大手楽器店系列の方がいいかなと思います。基本的に楽器界隈に知り合いが少ないことが多いと思いますので、人脈のない状態でいきなり個人の教室を探すのは大変です。

大手楽器店系列は振替などで確かに融通が効きにくい部分はありますし、月謝も高めです。ですが、先生とご自身が何か問題を抱えた場合に間に教室のフロント部門が挟まるので、そういった面では安心です。

ちなみにヤマハのカリキュラムでは第3ポジションまでが一区切りで、第4ポジションから第7ポジションまではオプション的な位置付けでカリキュラムに含まれます。そのレベルに達した場合は先生と要相談になります。

よくあるパターンとしては、大手系列→小規模教室または個人教室という流れが見られます。逆パターンはあまり見ません。月謝的には後者の方がかなりお安いですね。

体験レッスンについて

習い始める前に多くの場合体験レッスンを受けられるケースは多いです。多くの場合体験レッスンは無料のことが多いように感じますが、一点だけ注意を。

経費の問題

私たち習おうとしている側が無料の体験レッスンを受ける場合、金銭的な負担は生じません。では、逆の立場だとどうでしょうか。

例えば教室の運営元の立場だと、レンタルルームなどで使えるはずの部屋が使えなくなったりします。また講師にも寸志ぐらいは必要でしょう。というのはレッスンを委託する立場にも関わらず、タダで仕事をさせることは無理筋だからです。

また講師としても、例えば拘束時間が伸びたり、休憩時間が短くなります。また、体験レッスンのために何か準備が必要かもしれません。

確かに販売促進費的な位置付けで、生徒として確保できればペイできるという考え方もあります。とはいえ、私たちがタダで受けている間にも費用は確実に発生していることを頭の片隅に置いておくべきかなと思います。

また、体験レッスンを渡り歩いてレッスン費を浮かせようとする人がたまにいます。その人がやっていることは、モニター品の化粧品コレクターと大して変わりありません。

なお体験レッスンであっても有料の場合も当然あります。これはフリーライダー対策という側面もあります。

業界の事情

ここからは少しマニアックな話です。

なぜ大手系列は月謝が高いのか?

これは大人の事情によるものです。

大手系列は、例えばヤマハ系列では、基本的に各教室をヤマハが直接運営(一部ヤマハの子会社が経営している教室も存在します)しているわけではありません。

地場の楽器店がフランチャイズ主のような形になり、ヤマハから「このカリキュラムと講師を紹介するから上納金を払ってね。」と言われて運営しています。つまり私たちの月謝は、講師と楽器店とヤマハで分けることになります。

これが例えば個人教室ですと、楽器店とヤマハの取り分は存在しないので、講師の取り分が同じ場合、月謝は安くなるかと思います。

結論

ライトに音楽を楽しみたい方で、楽器界隈に知り合いがいない場合は大手一択かなと思います。大手系列に通っていてもだんだんと楽器界隈にツテができてくるはずです。それから次のステップに進むのもありだと個人的には思います。

エアバリエOp.89-3(ベッリーニの主題による)練習記02 各部分を攻略中

さて前回に引き続き「ベッリーニの主題」を攻略中です。まずは前回の記事へのリンクを↓

曲の構成と練習状況

前回の更新でも書いていますが、曲の構成は下の通りです。

  1. 前奏
  2. 主題
  3. 変奏I
  4. 変奏Ⅱ
  5. コーダ

では各部分の練習状況を。

前奏

難しい所はあまりありませんが、ad lib (又はa piacere) の小節で第7ポジションまで駆け上がってすぐに下降する音形があって、そこが地味に難しいです。

主題

問題ないですね。リズムが難しい所が2か所ありますが、慣れの問題かなと思います。

変奏I

リズムが難しいとかはないのですが、リコシェは難しいです。

技術的にできないわけではないのですが、無意識のうちに右手に力が入ってスムーズな弓捌きを妨害します。

変奏Ⅱ

4分音符=60ぐらいじゃないと弾けないです。いや、そのテンポでも弾けていないです。

重音自体は難しくはないですが、押さえを変えながら8分音符に忠実に弾くことは難易度が高いですね。

コーダ

この曲のコーダは割と好きですね。重音としては難易度的にはそんなに難しくないものを刻み続けるのは、ハッタリ的に使えそうです。終わり方も派手だし、発表会映えしそうです。

目処

たぶんなんですが、今月中にこの曲は終わりそうな気がします。

ダンクラのエアバリエOp.89でやっていないのは4番と5番だけになっているので、エアバリエの後に何をするのか考え出さないと。

「ホーム・スイート・ホーム」とかですかね?曲知らないけど。どんな曲なんだろうか。

エアバリエOp.89-1(パチーニの主題による)練習記05 いったんの仕上げに取り掛かる

6月初旬からこの曲を練習し始めて2ヶ月。ようやく仕上げにかかります。

前回のブログはこちらです。

練習時間に関してはどんどん増えていっている状況なのですが、基礎練習ばっかりでなかなか曲にまで手が回らない感じで、長々と練習していました。

録音。

ムービーを撮影しましたので、貼っておきます。

前回の録音から比べるとかなり改善されたと思っています。(少なくとも自分としては)

練習で意識したこと

僕の場合は音程が適当になりがちなので、ポジション移動や移弦のタイミングで左手のフォームを崩さないようにする練習をしました。

あと右手の構え方も根本的に修正をかけていて、音色の方もおそらく変わっていると思います。

下の動画は4週間ほど前の時のものです。

少なくともテンポは上がっていますけど、なんかあまり変わっていないような気がする…まあいいか。

曲練習のノウハウ

この曲は、ニ短調とイ長調、そしてへ長調と3つの調が出てきます。基本的にはニ短調で始まって平行調のへ長調で終わる感じですが、前奏の最後にイ長調が出てきます。

練習前にやっていること

そういう構造なので、曲の練習前に必ずこの3つの調のスケールの練習をしてから曲の練習に取り掛かるようにしました。

練習中に心掛けていること

漫然と通しで練習しないことです。

弾けない小節が出てきたら、その小節のみを繰り返し練習しました。以前はその小節の1つか2つ前の弾ける小節からやっていたのですが、流れは覚えられても、弾けない部分で止まることには変わりないので、時間が足りなくなります。

で、弾くことができる状態にしてから前後の音符とつなげると効率がよさそうでした。

次の曲もエアバリエ

この曲に関しては、今の段階でできることは概ね取り組んでしまったので、次の曲に進むことになりました。

今年はダンクラの「エアバリエOp.89特集の年」と位置付けていますので、次の曲も当然エアバリエです。これまで、ロッシーニとメルカダンテが済んでいて、今回のパチーニももうすぐ終わりということで、今のところ3番の「ベッリーニの主題による」が有力です。

ちょっと楽譜を眺めたら重音とかハーモニクスとか多そうですが。

早かれ遅かれやるのでこのまま突撃するか…。

エアバリエOp.89-1(パチーニの主題による)練習記04 音程の確実性を上げたい

前回の更新から3週間近く空いてしまいました。前回の記事はこちらです。

この曲、レッスンではまず音程が厳しめにチェックされていると思われます。とりあえず流して弾くだけならば最後まで到達していますので。

実際まだ楽譜上のThemeより前の序奏部分を中心に練習するよう言われております。

それを受けまして、まずは音程の改善、次に音色の改善をおこなっています。

左手の指は可能な限り置きっぱなしに。

これはよく言われていることですよね。

左手の押さえは各ポジションで位置が決まっています。同じポジションであれば正確な音程を取れている指を起点にして「一つ上のすぐ隣」とか「一つ下の弦で起点から半音分空ける」とかすれば、音程は安定します。

従前それができていなくて、弾いている弦の隣の弦に移動するときでも左手を一旦解放してしまっていて、再度ポジションを取り直していたので、音程が良くなかったのです。

宿題では序奏部分を重点的にということですので、そこを重点的にやりつつ、上記のような左手の考え方でTheme以降も修正を加えていっています。

音色の改善

左手だけでなく、音色を司る右手にも問題があります。

大きく2点あって、

  • 弓の持ち方が悪い
  • 弓の軌道が安定しない。

というものです。

弓の持ち方

弓の持ち方に関しては、親指以外の指が反り気味になって弓を持っています。特に小指に至っては本来的には丸みを持った持ち方がスタンダードですが、その真逆の状態です。

その影響で弓にかける重量コントロールがうまくいかず、弦にかける弓の毛の圧力が必要以上に強くなってしまって、結果として音が潰れ気味になっていました。

対応策としては右手を丸めた状態を維持して現状とは逆に丸みを持ったフォームに修正しています。

今の段階である程度矯正はできてきて、音色が潰れにくくなってきました。

弓の軌道

こちらに関しては今までかなり暴れていて、少し難しい左手の指さばきが要求される場合など、右手のコントロールがおろそかになりがちでした。指板に松脂もかなり落ちていましたし。

対応策としては指板の先に付箋を貼って、弓を当てると落ちる状態にするというものです。

指板の先に付箋が付いている

この写真のように動物の付箋にするのがおすすめです。

弓が当たるとこの猫の顔面にぶち当たります。弓が当たってはらはらと落ちる様はかなりかわいそうな気持ちになります。

ちなみにこの猫の付箋には、曲の練習だけでなく、基礎練習の時も常駐してもらっています。

練習する時の留意点

上手な方にとっては当たり前の話かもしれませんが、曲の練習をする前に、その曲で使用されている調のスケールを一通りさらっておくと音程を合わせやすそうです。

さて、この来月こそこの曲を卒業したいと思います。

エアバリエOp.89-1(パチーニの主題による)練習記03 練習が終わらない件

前回の更新が6月13日でした。1ヶ月近く経ってしまいました。まだ練習が終わりません。前回の記事はこちらです↓

譜読みの定義にもよりますが、正直ここまで時間がかかるとは思っていませんでした。ダンクラを甘くみていたかもしれません。

新しいバイオリン教本の指遣いも確認。

このパチーニの主題によるエアバリエは「新しいバイオリン教本」の3巻(以下、白本3巻)にも収録されています。

使っている楽譜は国外版なのですが、どうも白本3巻と指遣いがかなり違うみたいで、そちらも見ておいたらいいかもと先生に言われたこともあって、テキストを買ってきました。えらい。

実際に白本3巻の楽譜を確認すると以前から使っている楽譜よりも指遣いの難易度が幾分か下がっているような感じでした。

なので、いいとこ取りをして、それぞれの楽譜から弾きやすい方の指遣いを借用してきて、齟齬が生じるところなどは自分で指遣いを作りました。

で、その結果セカンドポジションを多用する指遣いになってしまいました。

どういうわけか、ファーストポジションとサードポジションといった奇数ポジションを使いがちなので、偶数は得意ではないのですが、結果的にそういう形になってしまいました。

ムービーを撮ったけど。

練習記録のムービーはこちらです。後半になるに従って崩れてまいりますw


撮影とか録音をすると緊張も入って弾けなくなりますね。少しでも良く見せたいという欲望が全てを台無しにしています。とりあえず弾けていそうなのは前奏から主題までです。変奏とコーダはまだ拍に追いついていません。

拍は四分音符=72なのでそこまで速くはないはずなのですが。

とにかく今月中に終わらせて次の曲に行きたいです。まあエアバリエのシリーズからは逃れられませんが。

レッスンノートの書き方

【音楽レッスン】レッスンノートを書く意義とレッスンノートの書き方(基本編)

みなさんはレッスン後にレッスンノートを書いていますか?

「え?趣味だし、音大に行ったりするわけでもないのに?」

と感じる方もいらっしゃると思いますが、たとえ趣味の世界であっても、レッスンノートを書くと進度が格段に進んで音楽が楽しくなるはず!私がやっているノートの付け方を参考に、だまされたと思って一度お試しください。

また、「レッスンノートをつけたいけど書き方がわからない」「どこまでの情報を書いたらいいのかな…?」という疑問をお持ちの方も、ぜひご参考いただければ嬉しいです。

レッスンノートを書く意義について

みなさんは学生時代、授業を受ける時に、教科書とノートを用意して教科書の内容を説明する板書をノートに書き写したり、黒板に書かれなかった補足情報などをノートに書き込んでいたと思います。

でも、なぜか楽器のレッスンに関しては、特に大人の音楽レッスンになるとノートを書いている人の方が少数派です。どちらも同じように、授業を受け先生から説明を受けているにも関わらずです。しかも、少なくとも小中学校の授業料はタダですが、音楽レッスンの場合は当然義務教育でもなんでもなく、かなりの授業料を払っていることを思うと、ノートを書くことによって学習効率が格段に上がるので、費用対効果の面で考えてもレッスンノートを書くことをおすすめします。

レッスンノートを書くメリット

では、レッスンノートを書くメリットを列挙していきます。

  • 注意事項を思い出しやすくなる
  • 宿題を忘れにくくなる
  • 先生とのすれ違いが減る
  • 学習効率が格段に上がる
  • いつ頃どのような曲をどれくらいの期間練習していたのかを確認できる
  • 練習時間の把握ができる
  • モチベーションの維持向上

おおむね上記のようなメリットがあります。

特に、3番目の「先生とのすれ違いが減る」というのは重要です。というのは私の知る限り、自分の生徒の進度ややっているレッスンの内容を記録していない先生はいません。当たり前ですが、記録していないと先生方も多くの生徒を抱えているので、レッスンができません。

とはいえ、レッスンとレッスンの合間はほとんど時間がないことは往々にしてありますので、先生の記録帳はレッスン中に生徒の演奏を聴きながら走り書きせざるを得ません。ですので、先生方の情報は必ずしも常に完璧ではないのです。(ご自身のお仕事でも会議中にメモは取ってもがっつり文章を書いたりはしませんよね)

そういった事情があるので、生徒側も自分のレッスンの内容くらいは自分で把握している方が望ましいというわけです。もし、先生の認識とご自身の認識がずれてしまっても、その場ですり合わせができるので決定的に関係が悪くなってしまう可能性を下げられます。

レッスンノートを書くデメリット

・レッスン後、家に帰る時間が少し遅くなる。

事実上、デメリットはありません。家に帰る時間が少々遅くなるだけです。

では、具体的にレッスンノートはどのように記録していけば良いのでしょうか。説明していきます。

レッスンノートの書き方について

私の場合、下のような感じで日々の練習記録とレッスンノートを書いています。(実際はこんな綺麗な字で書いていないです…)

もちろん、人によって書き方はそれぞれですし、読みやすいと感じる書き方も異なりますので、参考例としてご覧いただければと思います。

レッスンノートの例

レッスンノートを書くコツ

ここからはレッスンノートを書くにあたって心がけるべきことを書いていきます。

レッスンノートの必須事項

  • 年月日と曜日
  • 時間
  • レッスン/練習の別
  • 練習の時は基礎練習と曲の区別
  • 音階、練習曲、課題曲の区別
  • 気づいたことや指摘事項(理由も含めて記録)
  • OKが出て終わったものがあればその箇所
  • 宿題の内容

レッスンノートを書くときの注意点

  • フォーマットを決めておく
  • レッスン中はテキストや楽譜に鉛筆でメモを走り書きしておき、レッスンノートはレッスン直後にメモをヒントにして書く
  • 紙ベースで書く(記憶に残りやすくなる)
  • 修正できるようにフリクションペンか鉛筆で記入する
  • なるべく丁寧な文字で書く
  • レッスンの事項はレッスンでやる順番に書く
  • 音階、練習曲、課題曲は必ず別の段落にする
  • 見やすさ重視で!

なお、レッスンノートに書くには技術的なことを文字化していく作業も生じますが、文字化することができないものもありますので、全てのことがらを無理に文字化する必要はないと考えてます。絵心がある方はイラストも併用するといいと思います。

レッスンノートを活用するタイミング

レッスンノートはまず書くことに意義がありますが、随時参照することで効果がいっそう出てきます。

私の場合、週に少なくとも2回は参照します。多ければ週に4回ぐらい見ることもあります。では、どういうタイミングで参照しているのでしょうか。

  • 【必須】レッスン直前
  • 【必須】レッスンが終わった後に初めて練習する時
  • 【随時】練習中に楽譜を見ても思い出せない時

まず、レッスン直前にレッスンノートを見るという行為は、前回のレッスンを思い出すためです。副次的に何か忘れている宿題がないかの最終確認でもあります。また、前回のレッスンからどれくらいの時間を練習に費やしたかも確認できます。

余談ですが、まれに先生から練習時間を尋ねられることがありますのでそういう時に、あらかじめレッスンノートを見ておけば役立ちます。先生方はもちろんプロフェッショナルですから生徒の弾く様子を見れば大体どれくらい練習してきているかはわかるものですが、あえて聞かれる場合は正しくないフォームで練習して体を傷めていないかを心配しているケースがあります。

レッスンが終わった後の最初の練習は、例えレッスンの終わった当日であっても参照します。これをやらないと、宿題で出されていない練習や修正すべき事項を忘れている状態で練習してしまう可能性が高いためです。

最後に、練習中に楽譜を見ても思い出せない時にレッスンノートを見るのは説明不要ですよね。楽譜にはレッスン中に書き込んだ走り書きが散見されると思います。それを解読する際にレッスンノートが役立ちます。

レッスンノートに適したノートと筆記用具

ノートはご自身が書きやすいと思っているものや気に入ったデザインのものをお使いください。ただ、白色度が高すぎる紙のノートは可読性がやや下がりますので、白すぎない方が望ましいです。筆記用具に関しては2Bの鉛筆であれば楽譜に書き込む鉛筆と共用できます。また、フリクションペンを使えば修正する時に消しゴムかすが出ませんので便利です。

参考までに私が常用している製品をご紹介します。

ノートは「エトランジェディコスタリカ ノート A5」です。ごく普通のノートです。A5サイズですので、小さく軽いので持ち運びがストレスになりません。個人的には好みではありませんが、ロルバーンの方眼目のノートもおしゃれですよね。

ペンはパイロットのフリクションペン0.5mmです。フリクションペンなので、修正するときに鉛筆のように消しゴムかすが発生しない点が良いです。ただし、自分の所有物ではない楽譜に書き込みをする場合は使ってはいけません。そういう場合は紙に傷が入りにくい2Bより柔らかい鉛筆で書き込んでください。フリクションペンは紙に傷が入ります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。随分と文字数が多くなってしまいましたが、最後にレッスンノートを書きつづける秘訣をご紹介します。

「無理をしないこと」

この一言に尽きます。人間は負担に感じることは避けたくなるものです。無理をして完璧なレッスンノートを目指すとかなりストレスフルですし現実的ではありません。

レッスンノートの内容を出版する人は恐らく99.99%いらっしゃらないでしょうから、最初は気楽に取り組んでいただければ良いと思います。

ノートを書く習慣が付いた方は応用編も。

この記事を書いてから自分のレッスンノートの書き方が少し更新されましたので、新しく「応用編」ということで記事にしました。

レッスンの後に書く内容の詳細度が上がっています。詳しくは記事をご覧いただければ幸いです。

レッスンノートを書き始めたきっかけ(余談)

余談ですが私がレッスンノートを書き始めた事情について少し話しておきましょう。

私はもともとグループでレッスンを受けていましたが、進度が自分以外の人の進度と合ったり合わなかったりして、結果としてなかなかレッスンの進度が進まないという状況に直面したことがありました。そこで、個人レッスンに切り替えました。

それまでは進度が遅く、宿題というものもほとんどなかったので、家での練習でもテキストや楽譜に書き込んだ情報だけで十分でした。しかし、個人レッスンになるとレッスンの進み方が一気に早くなり、それに伴って何らかの形で記録に残す必要に迫られました。そこでノートを買ってきて、レッスン直後にレッスンでやっている内容を書き留め始めたのです。

当初は書き方のフォーマットも現在のものほど決まっておらず、音階と練習曲は同じ段落に収まっていたりしました。また当時、1週間にどれくらいの練習をしているのかの統計を取りたいと思い始めていたので、ついでに練習した日付と時間も書き込んでいました。

その後、半年ほどで現在の形態に収斂していき、今は安定運用という状況です。

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日々のバイオリン練習メニューと練習時間の配分とレッスンの内容

日々のバイオリン練習

この何年かで徐々にバイオリンを練習する時の順番と時間配分が固まってきました。

練習時間は一回の練習で30分または1時間です。(これ以上やると集中力が持ちません…)

大きく分けて、基礎練習と曲の練習になりますが、私の場合基礎練習を50%、曲の練習を50%に分けています。やる順番は以下の通りです。

  1. 【基礎練習】音階
  2. 【基礎練習】練習曲(カイザー)

基礎練習

音階

音階は少し前まではレッスンでやっている曲の音階をやっていました。最近は小野アンナの音階教本をハ長調から順番にやっていくことになりました。

今のところ、1stポジションの2オクターブと分散和音をやっています。調性はハ長調とイ短調です。

なおこの音階はウォーミングアップも兼ねていることもあり、ゆっくりとしたテンポで練習しています。

練習曲(カイザー)

練習曲は、カイザーをおおむね順番にやっています。原本の方ではなくて、「やさしいカイザー」の方ですが。ちなみに原本の方もたまに参照するので持っています。

レッスンでやる曲は、私の場合基本的に自分のレベルを見繕って自分から持っていっています。

今やっているのはダンクラの「エア・ヴァリエ(ロッシーニの主題による)」です。

ちなみに去年はモーツァルトの「アダージョ」K.261をやっていました。

ただ、持っていく曲の調性が偏っていまして、イ長調やニ長調それにト長調といったシャープ系の長調ばかりで、去年からようやくホ長調が加わりました。

今後、フラット系の調性や短調もレパートリーに加えていきたいと思っているので、曲選定も少し考えないといけないなと思っています。

レッスンの内容

なお、この練習メニューはレッスンで見てもらう時と同じ流れです。

レッスンでは最初に音階、次にカイザー、最後に曲という順番です。

たぶん、この順番は定番なんだろうなと思います。

音階

音階はまず最初はゆっくりとしたテンポでスラーをかけずに一音一音丁寧に弾きます。これは音階練習が音程が合っているかということと、左手の構えと右手の運弓を確認してもらうためです。

スラーをかけずに弾けるようになったら、2つスラー、4つスラー、8つスラーのようにスラーの数を徐々に増やしてレッスンで見てもらいます。

練習曲(カイザー)

私が今やっている練習曲はカイザーです。カイザーはカイザーでも「やさしいカイザー」の方ですが。

カイザーはまず、楽譜通り弾いて見てもらい、それでOKが出たら、教本に書いてあるさまざまなスラー・スタッカートなどのパターンを1つずつクリアしていき、最後にもう一度楽譜通り弾いてOKが出れば次の曲に進むという具合です。

曲に関しては、まずその曲の通奏を目指します。レッスンに持っていくときは通奏できる状態で持っていくというのが理想ですが、練習時間が取れないのでそれはちょっと物理的に無理です。

具体的には、先生から「曲のリハーサルマークのどこそこまでやってきてね」というように指示があるのでそこをやりつつ、その先も予習しながら進めていきます。

その曲がピアノ伴奏の曲であれば、最終通奏できるようになったら、先生がピアノで伴奏してくださるのでそれに合わせられるようになれば一旦終了です。

発表会で弾く曲であればそのまま完成度を高めていくレッスンに移行します。

その他

レッスン1回30分の月3回なので、雑談はほとんどありません。冒頭にバイオリンのチューニングの確認をしながら先生と話す程度ですね。

チューニングはレッスンの前に待合室で合わせてからレッスンルームに入るので、本当に確認程度です。

待合室で弓を使って爆音で合わせるわけにはいかないので、そこでのチューニングはピッチカートです。あんまりピッチカートでのチューニングはおすすめではありませんが。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

練習メニューは人それぞれ違うかなと思いますが、時間がなくても基礎練習でウォーミングアップを兼ねて今やっている曲のスケールはやっておくと曲を弾くときにいいかなと思います。

練習曲に関しては、練習曲はそもそも技術的な何かをクリアするために書いてあるので、やっていくと上達はするかなと思います。

曲は人によって先生から与えられる場合と自分から持っていく場合に分かれます。発表会で弾く曲はある程度完成度を上げる必要がありますが、そうでない場合は、先生のOKが出たら次の曲に進むのがいいと思います。

最近私が読んだバイオリンの本では「まず基礎練習、次に基礎練習、何よりも基礎練習」との旨が書いてありましたので、今後は基礎練習の比率を上げていこうと思っています。

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