【音楽レッスン】レッスンノートを書く意義とレッスンノートの書き方

みなさんはレッスン後にレッスンノートを書いていますか?

「え?趣味だし、音大に行ったりするわけでもないのに?」

と感じる方もいらっしゃると思いますが、たとえ趣味の世界であっても、レッスンノートを書くと進度が格段に進んで音楽が楽しくなるはず!私がやっているノートの付け方を参考に、だまされたと思って一度お試しください。

また、「レッスンノートをつけたいけど書き方がわからない」「どこまでの情報を書いたらいいのかな…?」という疑問をお持ちの方も、ぜひご参考いただければ嬉しいです。

レッスンノートを書く意義について

みなさんは学生時代、授業を受ける時に、教科書とノートを用意して教科書の内容を説明する板書をノートに書き写したり、黒板に書かれなかった補足情報などをノートに書き込んでいたと思います。

でも、なぜか楽器のレッスンに関しては、特に大人の音楽レッスンになるとノートを書いている人の方が少数派です。どちらも同じように、授業を受け先生から説明を受けているにも関わらずです。しかも、少なくとも小中学校の授業料はタダですが、音楽レッスンの場合は当然義務教育でもなんでもなく、かなりの授業料を払っていることを思うと、ノートを書くことによって学習効率が格段に上がるので、費用対効果の面で考えてもレッスンノートを書くことをおすすめします。

レッスンノートを書くメリット

では、レッスンノートを書くメリットを列挙していきます。

  • 注意事項を思い出しやすくなる
  • 宿題を忘れにくくなる
  • 先生とのすれ違いが減る
  • 学習効率が格段に上がる
  • いつ頃どのような曲をどれくらいの期間練習していたのかを確認できる
  • 練習時間の把握ができる
  • モチベーションの維持向上

おおむね上記のようなメリットがあります。

特に、3番目の「先生とのすれ違いが減る」というのは重要です。というのは私の知る限り、自分の生徒の進度ややっているレッスンの内容を記録していない先生はいません。当たり前ですが、記録していないと先生方も多くの生徒を抱えているので、レッスンができません。

とはいえ、レッスンとレッスンの合間はほとんど時間がないことは往々にしてありますので、先生の記録帳はレッスン中に生徒の演奏を聴きながら走り書きせざるを得ません。ですので、先生方の情報は必ずしも常に完璧ではないのです。(ご自身のお仕事でも会議中にメモは取ってもがっつり文章を書いたりはしませんよね)

そういった事情があるので、生徒側も自分のレッスンの内容くらいは自分で把握している方が望ましいというわけです。もし、先生の認識とご自身の認識がずれてしまっても、その場ですり合わせができるので決定的に関係が悪くなってしまう可能性を下げられます。

レッスンノートを書くデメリット

・レッスン後、家に帰る時間が少し遅くなる。

事実上、デメリットはありません。家に帰る時間が少々遅くなるだけです。

では、具体的にレッスンノートはどのように記録していけば良いのでしょうか。説明していきます。

レッスンノートの書き方について

私の場合、下のような感じで日々の練習記録とレッスンノートを書いています。(実際はこんな綺麗な字で書いていないです…)

もちろん、人によって書き方はそれぞれですし、読みやすいと感じる書き方も異なりますので、参考例としてご覧いただければと思います。

レッスンノートを書くコツ

ここからはレッスンノートを書くにあたって心がけるべきことを書いていきます。

レッスンノートの必須事項

  • 年月日と曜日
  • 時間
  • レッスン/練習の別
  • 練習の時は基礎練習と曲の区別
  • 音階、練習曲、課題曲の区別
  • 指摘事項(理由も含めて記録)
  • OKが出て終わったものがあればその箇所
  • 宿題の内容

レッスンノートを書くときの注意点

  • フォーマットを決めておく
  • レッスン中はテキストや楽譜に鉛筆でメモを走り書きしておき、レッスンノートはレッスン直後にメモをヒントにして書く
  • 紙ベースで書く(記憶に残りやすくなる)
  • 修正できるようにフリクションペンか鉛筆で記入する
  • なるべく丁寧な文字で書く
  • レッスンの事項はレッスンでやる順番に書く
  • 音階、練習曲、課題曲は必ず別の段落にする
  • 見やすさ重視で!

なお、レッスンノートに書くには技術的なことを文字化していく作業も生じますが、文字化することができないものもありますので、全てのことがらを無理に文字化する必要はないと考えてます。絵心がある方はイラストも併用するといいと思います。

レッスンノートを活用するタイミング

レッスンノートはまず書くことに意義がありますが、随時参照することで効果がいっそう出てきます。

私の場合、週に少なくとも2回は参照します。多ければ週に4回ぐらい見ることもあります。では、どういうタイミングで参照しているのでしょうか。

  • 【必須】レッスン直前
  • 【必須】レッスンが終わった後に初めて練習する時
  • 【随時】練習中に楽譜を見ても思い出せない時

まず、レッスン直前にレッスンノートを見るという行為は、前回のレッスンを思い出すためです。副次的に何か忘れている宿題がないかの最終確認でもあります。また、前回のレッスンからどれくらいの時間を練習に費やしたかも確認できます。

余談ですが、まれに先生から練習時間を尋ねられることがありますのでそういう時に、あらかじめレッスンノートを見ておけば役立ちます。先生方はもちろんプロフェッショナルですから生徒の弾く様子を見れば大体どれくらい練習してきているかはわかるものですが、あえて聞かれる場合は正しくないフォームで練習して体を傷めていないかを心配しているケースがあります。

レッスンが終わった後の最初の練習は、例えレッスンの終わった当日であっても参照します。これをやらないと、宿題で出されていない練習や修正すべき事項を忘れている状態で練習してしまう可能性が高いためです。

最後に、練習中に楽譜を見ても思い出せない時にレッスンノートを見るのは説明不要ですよね。楽譜にはレッスン中に書き込んだ走り書きが散見されると思います。それを解読する際にレッスンノートが役立ちます。

レッスンノートに適したノートと筆記用具

ノートはご自身が書きやすいと思っているものや気に入ったデザインのものをお使いください。ただ、白色度が高すぎる紙のノートは可読性がやや下がりますので、白すぎない方が望ましいです。筆記用具に関しては2Bの鉛筆であれば楽譜に書き込む鉛筆と共用できます。また、フリクションペンを使えば修正する時に消しゴムかすが出ませんので便利です。

参考までに私が常用している製品をご紹介します。

ノートは「エトランジェディコスタリカ ノート A5」です。ごく普通のノートです。A5サイズですので、小さく軽いので持ち運びがストレスになりません。個人的には好みではありませんが、ロルバーンの方眼目のノートもおしゃれですよね。

ペンはパイロットのフリクションペン0.5mmです。フリクションペンなので、修正するときに鉛筆のように消しゴムかすが発生しない点が良いです。ただし、自分の所有物ではない楽譜に書き込みをする場合は使ってはいけません。そういう場合は紙に傷が入りにくい2Bより柔らかい鉛筆で書き込んでください。フリクションペンは紙に傷が入ります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。随分と文字数が多くなってしまいましたが、最後にレッスンノートを書きつづける秘訣をご紹介します。

「無理をしないこと」

この一言に尽きます。人間は負担に感じることは避けたくなるものです。無理をして完璧なレッスンノートを目指すとかなりストレスフルですし現実的ではありません。

レッスンノートの内容を出版する人は恐らく99.99%いらっしゃらないでしょうから、最初は気楽に取り組んでいただければ良いと思います。

レッスンノートを書き始めたきっかけ(余談)

余談ですが私がレッスンノートを書き始めた事情について少し話しておきましょう。

私はもともとグループでレッスンを受けていましたが、進度が自分以外の人の進度と合ったり合わなかったりして、結果としてなかなかレッスンの進度が進まないという状況に直面したことがありました。そこで、個人レッスンに切り替えました。

それまでは進度が遅く、宿題というものもほとんどなかったので、家での練習でもテキストや楽譜に書き込んだ情報だけで十分でした。しかし、個人レッスンになるとレッスンの進み方が一気に早くなり、それに伴って何らかの形で記録に残す必要に迫られました。そこでノートを買ってきて、レッスン直後にレッスンでやっている内容を書き留め始めたのです。

当初は書き方のフォーマットも現在のものほど決まっておらず、音階と練習曲は同じ段落に収まっていたりしました。また当時、1週間にどれくらいの練習をしているのかの統計を取りたいと思い始めていたので、ついでに練習した日付と時間も書き込んでいました。

その後、半年ほどで現在の形態に収斂していき、今は安定運用という状況です。

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日々のバイオリン練習メニューと練習時間の配分とレッスンの内容

日々のバイオリン練習

この何年かで徐々にバイオリンを練習する時の順番と時間配分が固まってきました。

練習時間は一回の練習で30分または1時間です。(これ以上やると集中力が持ちません…)

大きく分けて、基礎練習と曲の練習になりますが、私の場合基礎練習を50%、曲の練習を50%に分けています。やる順番は以下の通りです。

  1. 【基礎練習】音階
  2. 【基礎練習】練習曲(カイザー)

基礎練習

音階

音階は少し前まではレッスンでやっている曲の音階をやっていました。最近は小野アンナの音階教本をハ長調から順番にやっていくことになりました。

今のところ、1stポジションの2オクターブと分散和音をやっています。調性はハ長調とイ短調です。

なおこの音階はウォーミングアップも兼ねていることもあり、ゆっくりとしたテンポで練習しています。

練習曲(カイザー)

練習曲は、カイザーをおおむね順番にやっています。原本の方ではなくて、「やさしいカイザー」の方ですが。ちなみに原本の方もたまに参照するので持っています。

レッスンでやる曲は、私の場合基本的に自分のレベルを見繕って自分から持っていっています。

今やっているのはダンクラの「エア・ヴァリエ(ロッシーニの主題による)」です。

ちなみに去年はモーツァルトの「アダージョ」K.261をやっていました。

ただ、持っていく曲の調性が偏っていまして、イ長調やニ長調それにト長調といったシャープ系の長調ばかりで、去年からようやくホ長調が加わりました。

今後、フラット系の調性や短調もレパートリーに加えていきたいと思っているので、曲選定も少し考えないといけないなと思っています。

レッスンの内容

なお、この練習メニューはレッスンで見てもらう時と同じ流れです。

レッスンでは最初に音階、次にカイザー、最後に曲という順番です。

たぶん、この順番は定番なんだろうなと思います。

音階

音階はまず最初はゆっくりとしたテンポでスラーをかけずに一音一音丁寧に弾きます。これは音階練習が音程が合っているかということと、左手の構えと右手の運弓を確認してもらうためです。

スラーをかけずに弾けるようになったら、2つスラー、4つスラー、8つスラーのようにスラーの数を徐々に増やしてレッスンで見てもらいます。

練習曲(カイザー)

私が今やっている練習曲はカイザーです。カイザーはカイザーでも「やさしいカイザー」の方ですが。

カイザーはまず、楽譜通り弾いて見てもらい、それでOKが出たら、教本に書いてあるさまざまなスラー・スタッカートなどのパターンを1つずつクリアしていき、最後にもう一度楽譜通り弾いてOKが出れば次の曲に進むという具合です。

曲に関しては、まずその曲の通奏を目指します。レッスンに持っていくときは通奏できる状態で持っていくというのが理想ですが、練習時間が取れないのでそれはちょっと物理的に無理です。

具体的には、先生から「曲のリハーサルマークのどこそこまでやってきてね」というように指示があるのでそこをやりつつ、その先も予習しながら進めていきます。

その曲がピアノ伴奏の曲であれば、最終通奏できるようになったら、先生がピアノで伴奏してくださるのでそれに合わせられるようになれば一旦終了です。

発表会で弾く曲であればそのまま完成度を高めていくレッスンに移行します。

その他

レッスン1回30分の月3回なので、雑談はほとんどありません。冒頭にバイオリンのチューニングの確認をしながら先生と話す程度ですね。

チューニングはレッスンの前に待合室で合わせてからレッスンルームに入るので、本当に確認程度です。

待合室で弓を使って爆音で合わせるわけにはいかないので、そこでのチューニングはピッチカートです。あんまりピッチカートでのチューニングはおすすめではありませんが。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

練習メニューは人それぞれ違うかなと思いますが、時間がなくても基礎練習でウォーミングアップを兼ねて今やっている曲のスケールはやっておくと曲を弾くときにいいかなと思います。

練習曲に関しては、練習曲はそもそも技術的な何かをクリアするために書いてあるので、やっていくと上達はするかなと思います。

曲は人によって先生から与えられる場合と自分から持っていく場合に分かれます。発表会で弾く曲はある程度完成度を上げる必要がありますが、そうでない場合は、先生のOKが出たら次の曲に進むのがいいと思います。

最近私が読んだバイオリンの本では「まず基礎練習、次に基礎練習、何よりも基礎練習」との旨が書いてありましたので、今後は基礎練習の比率を上げていこうと思っています。

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