エアバリエOp.89-3(ベッリーニの主題による)練習記04 通し練習

さて前回に引き続き「ベッリーニの主題」を攻略中です。まずは前回の記事へのリンクを↓

前回の更新から2週間ほど経ちました。第2変奏の重音が微妙ですが、一応最後まで通せるようになりました。

録画

ということで動画を載せておきます。

ハーモニクスで死にたくなる

前回の更新の時にも言及していますが第2変奏で人工ハーモニクスが出てきます。A線の3ポジション1と3の指、E線1の指です。ただでさえハーモニクスは触れる位置を外すと音が鳴らないものですが、人工ハーモニクスはさらにシビアな位置を要求されます。鳴らなかったら正直死にたくなります。

右手の小指の問題は改善したかも

動画に映っている自分の右手の小指が非常に気になります。難しい部分になると伸びきってしまっています。弾くことに慣れてきたら改善するかもしれません。

エアバリエOp.89-3(ベッリーニの主題による)練習記03 とりあえず録画

さて前回に引き続き「ベッリーニの主題」を攻略中です。まずは前回の記事へのリンクを↓

数ヶ月後に発表会が実施されるみたいなので、そこでこの曲を弾くことになりました。

初録画

先日始めて録画しました。

完成度への道は長そう

この曲、最初は一部を除いて意外と簡単そうだなと思って油断していましたが、実際のところ難しいかもしれません。

地味にリズムが難しいのと、右手は弓を跳ばしたり、左手は超正確性を求められるハーモニクスが重音の多いエリアで出現するなど、本当に難しいです。

右手の小指の問題

動画に映っている自分の右手の小指が非常に気になります。難しい部分になると伸びきってしまっています。弾くことに慣れてきたら改善するかもしれません。

【大手系列 vs. 個人教室】音楽教室は結局どっちがいいの?

Twitterで話題になっていたので記事を書いてみます。「音楽教室、習いに行くならどっち?」問題。

音楽教室の大まかな分類

  • 大手系列
  • 音楽大学系列
  • 小規模教室
  • 個人教室

よく「大手系列」と「個人教室」の2つで対比されますが、自分の知る限り音楽教室には上記の4つのパターンがあります。つまり二項対立的な概念で考えると差し障りがあります。

教室間の顧客層の棲み分け

これらの音楽教室はメインラインの顧客を別に設定していると思われます。具体的には、大手系列は「アマチュアで音楽を楽しむ人」、音大系列は「将来の生徒(=音大に行く人候補)の囲い込み」、小規模教室と個人教室は教室によって違うので一概には言えません。

このような主要顧客の属性によって市場を棲み分けするというのは、他の業界でも同様です。自動車業界を考えてみましょう。自動車にお金を使う人は高い外国車を好むでしょうし、必要に迫られて渋々自動車を買う人は国産でなおかつ低価格帯の自動車の顧客でしょう。同じ「自動車を買う人」でも属性が異なるわけです。

演奏レベルとそれに適した教室

日本ではあまりメジャーではないですが、イギリスのABRSMのグレードに教室のレベル目安を作りました。

各グレードの中身はABRSMのPDFページをご覧ください。

https://gb.abrsm.org/media/65106/violin-initial-2020-rev-sep-2020.pdf

大まかな目安ですと、Grade 4が第1ポジションと第3ポジション間のポジションチェンジぐらいになります。

小規模教室や個人教室は教室によって違いがあるので、習いに行くところによって事情は変わってくると思います。一概には言えません。

講師のレベル

どうしても気になるのは講師のレベルですよね。

大手系列の場合、ヤマハ系ならヤマハPMS資格を取っているので、一定のレベルはそこで認証されています。

音楽教室で楽器を教える行為というのは免許が不要です。逆にいうと教室を作って先生を名乗ること自体は法的に問題ありません。その意味では小規模経営のところは講師の質にばらつきがあるはずです。

ちなみに、講師のプロフィールに誰に師事したとか、コンクールの受賞歴が長々と掲載されていたりするのは、統一的に点数化されたものが世の中に存在しないのでそういう書き方になってしまうのだと思われます。

ちなみに、どこの音楽大学を出ているかというのは実務上あまり意味がないみたいです。学校の先生が東大卒だからといって指導力もあるとは限らないのと似ているかもしれません。

大手系列教室の留意点

バイオリン以外の楽器で「地方都市の楽器店が運営している場合、楽器によっては都市部と同じカリキュラムでもテキストに書いてある以上のことは何も教えてもらえない」という趣旨の話を聞いたことがあります。

音楽教室選びの方法

では教室選びです。

プロフェッショナルになる場合

私は普通にアマチュア止まりで大手系列ですが、プロフェッショナルを目指す方は、大手系列教室にはいらっしゃいません。

プロフェッショナルでやっていく人は、地元の教室で習い始めて、才能がありそうだとわかると先生から先生を紹介してもらって、気づけば音楽大学コースというパターンが続いているものと思われます。

大人から趣味でやりたい場合

大人から趣味で楽器をしたい方は最初は大手楽器店系列の方がいいかなと思います。基本的に楽器界隈に知り合いが少ないことが多いと思いますので、人脈のない状態でいきなり個人の教室を探すのは大変です。

大手楽器店系列は振替などで確かに融通が効きにくい部分はありますし、月謝も高めです。ですが、先生とご自身が何か問題を抱えた場合に間に教室のフロント部門が挟まるので、そういった面では安心です。

ちなみにヤマハのカリキュラムでは第3ポジションまでが一区切りで、第4ポジションから第7ポジションまではオプション的な位置付けでカリキュラムに含まれます。そのレベルに達した場合は先生と要相談になります。

よくあるパターンとしては、大手系列→小規模教室または個人教室という流れが見られます。逆パターンはあまり見ません。月謝的には後者の方がかなりお安いですね。

体験レッスンについて

習い始める前に多くの場合体験レッスンを受けられるケースは多いです。多くの場合体験レッスンは無料のことが多いように感じますが、一点だけ注意を。

経費の問題

私たち習おうとしている側が無料の体験レッスンを受ける場合、金銭的な負担は生じません。では、逆の立場だとどうでしょうか。

例えば教室の運営元の立場だと、レンタルルームなどで使えるはずの部屋が使えなくなったりします。また講師にも寸志ぐらいは必要でしょう。というのはレッスンを委託する立場にも関わらず、タダで仕事をさせることは無理筋だからです。

また講師としても、例えば拘束時間が伸びたり、休憩時間が短くなります。また、体験レッスンのために何か準備が必要かもしれません。

確かに販売促進費的な位置付けで、生徒として確保できればペイできるという考え方もあります。とはいえ、私たちがタダで受けている間にも費用は確実に発生していることを頭の片隅に置いておくべきかなと思います。

また、体験レッスンを渡り歩いてレッスン費を浮かせようとする人がたまにいます。その人がやっていることは、モニター品の化粧品コレクターと大して変わりありません。

なお体験レッスンであっても有料の場合も当然あります。これはフリーライダー対策という側面もあります。

業界の事情

ここからは少しマニアックな話です。

なぜ大手系列は月謝が高いのか?

これは大人の事情によるものです。

大手系列は、例えばヤマハ系列では、基本的に各教室をヤマハが直接運営(一部ヤマハの子会社が経営している教室も存在します)しているわけではありません。

地場の楽器店がフランチャイズ主のような形になり、ヤマハから「このカリキュラムと講師を紹介するから上納金を払ってね。」と言われて運営しています。つまり私たちの月謝は、講師と楽器店とヤマハで分けることになります。

これが例えば個人教室ですと、楽器店とヤマハの取り分は存在しないので、講師の取り分が同じ場合、月謝は安くなるかと思います。

結論

ライトに音楽を楽しみたい方で、楽器界隈に知り合いがいない場合は大手一択かなと思います。大手系列に通っていてもだんだんと楽器界隈にツテができてくるはずです。それから次のステップに進むのもありだと個人的には思います。

エアバリエOp.89-3(ベッリーニの主題による)練習記02 各部分を攻略中

さて前回に引き続き「ベッリーニの主題」を攻略中です。まずは前回の記事へのリンクを↓

曲の構成と練習状況

前回の更新でも書いていますが、曲の構成は下の通りです。

  1. 前奏
  2. 主題
  3. 変奏I
  4. 変奏Ⅱ
  5. コーダ

では各部分の練習状況を。

前奏

難しい所はあまりありませんが、ad lib (又はa piacere) の小節で第7ポジションまで駆け上がってすぐに下降する音形があって、そこが地味に難しいです。

主題

問題ないですね。リズムが難しい所が2か所ありますが、慣れの問題かなと思います。

変奏I

リズムが難しいとかはないのですが、リコシェは難しいです。

技術的にできないわけではないのですが、無意識のうちに右手に力が入ってスムーズな弓捌きを妨害します。

変奏Ⅱ

4分音符=60ぐらいじゃないと弾けないです。いや、そのテンポでも弾けていないです。

重音自体は難しくはないですが、押さえを変えながら8分音符に忠実に弾くことは難易度が高いですね。

コーダ

この曲のコーダは割と好きですね。重音としては難易度的にはそんなに難しくないものを刻み続けるのは、ハッタリ的に使えそうです。終わり方も派手だし、発表会映えしそうです。

目処

たぶんなんですが、今月中にこの曲は終わりそうな気がします。

ダンクラのエアバリエOp.89でやっていないのは4番と5番だけになっているので、エアバリエの後に何をするのか考え出さないと。

「ホーム・スイート・ホーム」とかですかね?曲知らないけど。どんな曲なんだろうか。

エア・バリエ Op.89(ダンクラ作曲)の各曲の解説と情報

19世紀にポピュラーだったロッシーニを含む6名の作曲家のオペラで使われている曲の主題を使った変奏曲6曲一組のバイオリン曲集です。

『エア・バリエ』の意味

フランス語の楽曲名で、”Air” は『アリア』、”Varié” は『変奏』という意味です。

フランス語で表記すると “Air Varié” となります。6曲セットで言及する場合は “Airs Variés” と書くとより正確ですが、フランス語は語尾のsは発音しないので読み方は変わりません。

一応「変奏」という言葉の解説をしておきますと、ある主題(≒フレーズ)をアレンジすることです。

変奏曲の場合、最初に主題の提示があって、その後にさまざまなアレンジをかけた複数の変奏を演奏していく形になります。

作曲家について

作曲したシャルル・ダンクラ(Jean Baptiste Charles Dancla 1817~1907)はフランスのバイオリニスト・作曲家です。

ちなみに『エア・バリエ』という名前のついた作品はOp.89の他にもう1つあってOp.118の番号が振られています。Op.118も6曲セットですが主題の引用元は6曲ともベッリーニからの引用となっています。

難易度

バイオリンの演奏レベルを入門からプロフェッショナルまでレベル1からレベル10までの10段階に分けた場合、この曲たちは下から数えて5番目に属するそうです。

出典元は http://violinmasterclass.comGraded Repertoire のページです。

なお、リンク先にアクセスされる場合は、2022年時点では一般的なSSL通信化(暗号通信化)されていない古いサイトですのでご留意ください。

ちなみに3歳ぐらいからバイオリンを始めた人は小学校3~4年で弾くそうです。

他の曲との比較

モンティの『チャールダーシュ』より難しく、クライスラーの『愛の喜び』よりは簡単ということになるそうです。エックレスの『ソナタ ト短調』と同じくらいかもです。

確かに『チャールダーシュ』はハーモニクスの部分さえどうにかなれば、地道にテンポを上げていく練習をしておけばなんとかなるイメージがあります。『愛の喜び』はまだそのレベルに達していないのでわかりません。

エア・バリエ(カール・フィッシャー版)
『新しいヴァイオリン教本』に収録されていないダンクラの『エア・バリエ Op.89』の4~6番は輸入楽譜で入手できます。

曲の構成について

全6曲で構成されています。

  • 第1番 パチーニの主題
  • 第2番 ロッシーニの主題
  • 第3番 ベッリーニの主題
  • 第4番 ドニゼッティの主題
  • 第5番 ヴァイグルの主題
  • 第6番 メルカダンテの主題

各曲について説明していきます。

第1番 パチーニの主題

メイン部分はへ長調です。『新しいヴァイオリン教本』3巻に収録されています。

前奏内で転調があります。ニ短調で始まってなぜかイ長調になり、主題に入ってからは臨時記号が多いですがへ長調です。

第3ポジションまでしか出てきませんので、音域的にはとっつきやすいかなと思います。ただ前奏はあまり見ない感じの転調があったり、コーダはスラーの付き方が独特でちょっと慣れが必要でした。

パチーニはイタリアの作曲家です。

第2番 ロッシーニの主題

ホ長調です。『新しいヴァイオリン教本』4巻に収録されています。

「エア・バリエ」と言った場合は大体その後に「ロッシーニのやつ!」って続くイメージです。たぶん6曲の中でこれが一番有名です。

第5ポジションまで出てきますが、ほとんどは第3ポジションまでで弾けると思います。

ロッシーニは有名すぎて説明する必要はないと思いますが、イタリアの作曲家です。

第3番 ベッリーニの主題

ニ長調です。『新しいヴァイオリン教本』3巻に収録されています。

第2変奏に多数の重音やハーモニクスが出てくるので難しいです。あと前奏の最後のオプション部分を弾く場合は第7ポジションあたりまで駆け上がりますが基本的には第3ポジションまでです。

ベッリーニはイタリアの作曲家です。

第4番 ドニゼッティの主題

変ロ長調です。途中でちょっと平行調のト短調になったりします。短い前奏はピアノのみでバイオリンは主題から参加です。

基本的に第3ポジションまでですが、任意のオプション部分で第6ポジションまであります。

ドニゼッティはイタリアの作曲家です。

第5番 ヴァイグルの主題

ト長調です。6曲中唯一の3拍子の曲です。前奏はピアノのみ。バイオリンは主題からスタートです。

曲の冒頭がなんかザイツとかリーディングを彷彿するのは自分だけでしょうか。

音域的には第3ポジションまでですが、最後に第6ポジションが出現します。ただしこの第6ポジションの箇所は1オクターブ下げて弾いてもいいみたいです。

それと後半で弓を動かしながら左手でGD線をピッチカートする奏法が出てきます。あとハーモニクスも何箇所か同じパターンで出てきますね。

ヴァイグルはオーストリアの作曲です。

第6番 メルカダンテの主題

ニ長調です。短い前奏はピアノのみでバイオリンは主題から参加です。

変奏は3つあり、第3変奏後半がコーダ的な感じで重音が多く見られます。重音自体は数が多いだけで極端に難しくはないかなと思います。むしろテンポが上がりやすいです。

メルカダンテはイタリアの作曲家でフルート界隈では有名みたいです。Op.89の6曲の中ではこれが一番弾きやすいかもしれません。

楽譜の入手方法

最後に楽譜の入手方法です。

1、2、3番は『新しいヴァイオリン教本』の3巻と4巻に含まれています。4、5、6番は輸入品を調達する必要があります。

輸入楽譜については、関東であれば銀座のヤマハか山野楽器で取り扱いがあります。関西ですと大阪なんばか神戸三宮のヤマハ、あるいは輸入楽譜専門店の大阪梅田のササヤ書店で入手できると思います。

ササヤ書店のリンクを貼っておきます。https://sasaya.gakufu.net

ちなみに僕はササヤ書店でよく楽譜を買っています。

『新しいヴァイオリン教本』は楽器店や大型書店など比較的どこでも売っていると思います。

IMSLPにもある

版権切れ楽譜を大量に集めているデータベース “IMSLP” にも掲載されています。

基本的にかなり古い時代に出版された楽譜なので印刷の品質が低い(昔の楽譜は紙の節約のためか遠目に見ると黒さが目立って見づらい)ことや、指遣いなどが現代的でない部分もあるようです。

見やすく自分で浄書すれば全然使えるとは思います。リンクは https://imslp.org/wiki/6_Airs_variés%2C_Series_I%2C_Op.89_(Dancla%2C_Charles) です。

無料でダウンロード可能です。

レッスンノートの書き方

【音楽レッスン】レッスンノートを書く意義とレッスンノートの書き方(応用編)

半年ほど前に下の記事を書いたところ、アクセスが増えました。

この記事を書いた後、自分のレッスンノートの書き方がアップデートされてきました。ただ、レッスンノートというものを書く習慣のない場合、ハードルが高くなりそうな感じがしましたので、以前の記事は「基本編」ということにして、今回は応用編という位置付けで記事を書きたいと思います。

ポイント:レッスン後のノートを詳細にする

前の「基本編」と違うのは、「レッスンの後に書く記録」の中身です。

具体的には、ノートに残す情報に、誰の考えや発言なのかを明確化しておくことです。

何ヶ月か前のことなのですが、「あの時、どんな感じだったっけ?」と思って、1ヶ月、2ヶ月前に書いたノートを確認すると、内容について「自分が思ったことなのか、先生が言ったことなのか、どちらなのか」判然としないケースがありました。よく読めば文脈とか言葉尻で読み取れるのですが、読み取る時間がかかってしまう。

「それはちょっとまずいよね」と思ったので書き方を変えました。詳しくは後で書きますが、まずはノートの見本をご覧ください。

ちなみに上のイメージでは数行程度しか書いていませんが、実際のノートはこれの数倍ぐらいは書いています。あくまでイメージです。

では中身を説明していきます。

文字色で判別する

表題の通りなのですが、フリクションの3色ボールペンを導入しました。赤色と青色と黒色です。

自分の場合下のような役割を各色に振り分けました。

  • 赤色:宿題、進捗関連など事務的な要注意事項
  • 青色:先生の言ったことやアドバイスなどの事項
  • 黒色:自分の考えたことと、表題や日付などの事項

黒色の役割が多い気もしますが、3色を超えて色を使うとカラフルすぎて可読性が落ちると思いますので、要注意です。替えインクを買うのも面倒ですし。

色を使うメリットは、見た瞬間にそれが誰の考え・発言かを把握できる点です。1色だけだと先ほど書いたように時間が経過してから見た時に文脈や言葉尻で判断しなくてはならない事態を招きます。

なぜフリクションボールペンか?

「音楽やってたら筆記用具は鉛筆じゃないの?」という疑問。

ご存知の通り、そもそもこの習慣は「オーケストラの演奏家が使う楽譜は本人が所有している楽譜ではなく、レンタル譜面だから」というのが起源です。

もう少し噛み砕くと「鉛筆は原理的に紙面に染み込まず、物理的には紙の上に半ば浮いていて、消しゴムできれいに消すことができる」ということです。

だから2Bとかそれより柔らかい芯の鉛筆が使われます。(鉛筆でもHとかHBは硬いので紙面に傷を入れる可能性があるので使われない。)

でも、そもそもノートは自己所有ですし、紙面に傷を入れようが入れまいが関係ありません。鉛筆は間違えて指で筆記面を擦ってしまうと滲むという欠点があります。

まあ、消しゴムで消せばいいのですが。

その点フリクションは基本的にはボールペンですので、間違えて指で擦っても鉛筆ほど汚くなりません。また通常のボールペンだと修正は面倒くさいですが、フリクションであれば誤字脱字があっても後で修正も可能です。

なのでかれこれ5年ほどフリクションを使っています。

最初は無理をして書こうとしすぎない。

最初から情報量を多く書けばいいというのは理想論です。人間は不慣れなことを無理やりすると途中で投げ出す生き物です。まずは練習やレッスンの日付と時間を記録するところから始めて、徐々に書くを増やしていく方が長続きします。

まずはぼちぼちやるところから始めてくださいね。

そもそもレッスンノートの意味って?

これについては半年前の記事に少し詳しく書いています。気が向いたら見てあげてください。

ということで今回はレッスンノートの書き方応用編でした。

エアバリエOp.89-1(パチーニの主題による)練習記05 いったんの仕上げに取り掛かる

6月初旬からこの曲を練習し始めて2ヶ月。ようやく仕上げにかかります。

前回のブログはこちらです。

練習時間に関してはどんどん増えていっている状況なのですが、基礎練習ばっかりでなかなか曲にまで手が回らない感じで、長々と練習していました。

録音。

ムービーを撮影しましたので、貼っておきます。

前回の録音から比べるとかなり改善されたと思っています。(少なくとも自分としては)

練習で意識したこと

僕の場合は音程が適当になりがちなので、ポジション移動や移弦のタイミングで左手のフォームを崩さないようにする練習をしました。

あと右手の構え方も根本的に修正をかけていて、音色の方もおそらく変わっていると思います。

下の動画は4週間ほど前の時のものです。

少なくともテンポは上がっていますけど、なんかあまり変わっていないような気がする…まあいいか。

曲練習のノウハウ

この曲は、ニ短調とイ長調、そしてへ長調と3つの調が出てきます。基本的にはニ短調で始まって平行調のへ長調で終わる感じですが、前奏の最後にイ長調が出てきます。

練習前にやっていること

そういう構造なので、曲の練習前に必ずこの3つの調のスケールの練習をしてから曲の練習に取り掛かるようにしました。

練習中に心掛けていること

漫然と通しで練習しないことです。

弾けない小節が出てきたら、その小節のみを繰り返し練習しました。以前はその小節の1つか2つ前の弾ける小節からやっていたのですが、流れは覚えられても、弾けない部分で止まることには変わりないので、時間が足りなくなります。

で、弾くことができる状態にしてから前後の音符とつなげると効率がよさそうでした。

次の曲もエアバリエ

この曲に関しては、今の段階でできることは概ね取り組んでしまったので、次の曲に進むことになりました。

今年はダンクラの「エアバリエOp.89特集の年」と位置付けていますので、次の曲も当然エアバリエです。これまで、ロッシーニとメルカダンテが済んでいて、今回のパチーニももうすぐ終わりということで、今のところ3番の「ベッリーニの主題による」が有力です。

ちょっと楽譜を眺めたら重音とかハーモニクスとか多そうですが。

早かれ遅かれやるのでこのまま突撃するか…。

エアバリエOp.89-1(パチーニの主題による)練習記04 音程の確実性を上げたい

前回の更新から3週間近く空いてしまいました。前回の記事はこちらです。

この曲、レッスンではまず音程が厳しめにチェックされていると思われます。とりあえず流して弾くだけならば最後まで到達していますので。

実際まだ楽譜上のThemeより前の序奏部分を中心に練習するよう言われております。

それを受けまして、まずは音程の改善、次に音色の改善をおこなっています。

左手の指は可能な限り置きっぱなしに。

これはよく言われていることですよね。

左手の押さえは各ポジションで位置が決まっています。同じポジションであれば正確な音程を取れている指を起点にして「一つ上のすぐ隣」とか「一つ下の弦で起点から半音分空ける」とかすれば、音程は安定します。

従前それができていなくて、弾いている弦の隣の弦に移動するときでも左手を一旦解放してしまっていて、再度ポジションを取り直していたので、音程が良くなかったのです。

宿題では序奏部分を重点的にということですので、そこを重点的にやりつつ、上記のような左手の考え方でTheme以降も修正を加えていっています。

音色の改善

左手だけでなく、音色を司る右手にも問題があります。

大きく2点あって、

  • 弓の持ち方が悪い
  • 弓の軌道が安定しない。

というものです。

弓の持ち方

弓の持ち方に関しては、親指以外の指が反り気味になって弓を持っています。特に小指に至っては本来的には丸みを持った持ち方がスタンダードですが、その真逆の状態です。

その影響で弓にかける重量コントロールがうまくいかず、弦にかける弓の毛の圧力が必要以上に強くなってしまって、結果として音が潰れ気味になっていました。

対応策としては右手を丸めた状態を維持して現状とは逆に丸みを持ったフォームに修正しています。

今の段階である程度矯正はできてきて、音色が潰れにくくなってきました。

弓の軌道

こちらに関しては今までかなり暴れていて、少し難しい左手の指さばきが要求される場合など、右手のコントロールがおろそかになりがちでした。指板に松脂もかなり落ちていましたし。

対応策としては指板の先に付箋を貼って、弓を当てると落ちる状態にするというものです。

指板の先に付箋が付いている

この写真のように動物の付箋にするのがおすすめです。

弓が当たるとこの猫の顔面にぶち当たります。弓が当たってはらはらと落ちる様はかなりかわいそうな気持ちになります。

ちなみにこの猫の付箋には、曲の練習だけでなく、基礎練習の時も常駐してもらっています。

練習する時の留意点

上手な方にとっては当たり前の話かもしれませんが、曲の練習をする前に、その曲で使用されている調のスケールを一通りさらっておくと音程を合わせやすそうです。

さて、この来月こそこの曲を卒業したいと思います。

エアバリエOp.89-1(パチーニの主題による)練習記03 練習が終わらない件

前回の更新が6月13日でした。1ヶ月近く経ってしまいました。まだ練習が終わりません。前回の記事はこちらです↓

譜読みの定義にもよりますが、正直ここまで時間がかかるとは思っていませんでした。ダンクラを甘くみていたかもしれません。

新しいバイオリン教本の指遣いも確認。

このパチーニの主題によるエアバリエは「新しいバイオリン教本」の3巻(以下、白本3巻)にも収録されています。

使っている楽譜は国外版なのですが、どうも白本3巻と指遣いがかなり違うみたいで、そちらも見ておいたらいいかもと先生に言われたこともあって、テキストを買ってきました。えらい。

実際に白本3巻の楽譜を確認すると以前から使っている楽譜よりも指遣いの難易度が幾分か下がっているような感じでした。

なので、いいとこ取りをして、それぞれの楽譜から弾きやすい方の指遣いを借用してきて、齟齬が生じるところなどは自分で指遣いを作りました。

で、その結果セカンドポジションを多用する指遣いになってしまいました。

どういうわけか、ファーストポジションとサードポジションといった奇数ポジションを使いがちなので、偶数は得意ではないのですが、結果的にそういう形になってしまいました。

ムービーを撮ったけど。

練習記録のムービーはこちらです。後半になるに従って崩れてまいりますw


撮影とか録音をすると緊張も入って弾けなくなりますね。少しでも良く見せたいという欲望が全てを台無しにしています。とりあえず弾けていそうなのは前奏から主題までです。変奏とコーダはまだ拍に追いついていません。

拍は四分音符=72なのでそこまで速くはないはずなのですが。

とにかく今月中に終わらせて次の曲に行きたいです。まあエアバリエのシリーズからは逃れられませんが。

面白くないバイオリンの音階練習をゲーム化すると面白いかもしれない。

今年に入ってバイオリンの音階練習に取り組み始めました。

今までは「フレットとかがないし、そもそもバイオリンの音程って合わせるの無理じゃん?」と思っていましたが、とはいえ自分で自分の演奏を聞くのも嫌になるぐらい音程が合っていないので、これはさすがにダメだと思ってきちんとやることにしました。

音階はあまり面白くないのも事実

一般的に音階の練習は面白くないと言われています。

実際、私もあんまり面白いとは感じていませんでした。単にスケールを弾くだけでメロディーでもなければ和音でもないですし。

とはいえこれをやらないといつまで経っても音程が安定しないと言われているので、半年ほどやっていますが、この1か月くらいの間で音階の練習方法が固まってきたので、ご紹介します。

結論:ゲーム化してしまう

この結論は、子どもの「学習」と似ています。例えば私は学生時代に地理と世界史が異常に得意でしたが、実はこれらの科目は「勉強」という概念で学習したことがありません。おそらくこれに近いと思います。

準備するもの

前置きが長くなりましたが、まず用意するものです。

  • 譜面立て
  • チューナーアプリをインストールしたスマートフォン

この二つです。

スマートフォンのチューナーアプリは、楽器店で売られているコルグとかのチューナーよりも精度が高いです。1セント(1半音が100セント)単位で音が合っているかどうかを確認できます。私が使っているのは「楽器チューナー by Piascore」です。

チューナーアプリ画面

ゲームのルール

  • ゆっくり弾く。
  • 音階を弾くときに、音程をどれくらいの幅の誤差に収めるかを決める。(ex: 20セント以内とか)
  • 各音を出すときは、先に左手を置いてから音を出す。
  • 誤差を修正してから次の音に進む。

ゲームの手順

  1. チューナーアプリを起動する
  2. 練習する音階を決める
  3. 指板上の出したい音の位置に左手を置く(この時弓は動かさない)
  4. 弓を動かして音を出す
  5. チューナーアプリの画面を見て、どれくらい音に差分があるのかを確認して、正しい音程になるように左手を調整する
  6. 正しい音程が指板上のどこなのかを目で確認して次の音へ進む
  7. 3.~6.を繰り返して最後の音までやる

ゲームとしては、最初に設定した「音程の誤差」が許容範囲内に収まっていればクリアです。最初は誤差をゆるく設定しておいて、例えば「20セント以内→15セント以内→10セント以内→5セント以内」という感じに徐々に難易度を上げていきます。

ちなみに私は現時点では「10セント以内」が目標です。

実際やってみて面白いか…

普通に嫌々音階をするよりは断然マシです。徐々に難易度が上がってゆくので適度な刺激になっているかと。

いきなり完璧な音を出すことを目指すのはハードルが高すぎてモチベーションも上がりませんが、これならやれそうです。

分散音階にも使える

ちなみに今回は「音階」という括りで記事を書いていますが、この方法は分散音階(アルペジオのこと)でも応用できます。