偉そうなタイトルを付けてしまいましたが、最近の株式市場の急落を受け、新たにネット証券で口座を開設する方が増えているということで、雑多な内容になりますが、記事を作っておきます。随時更新するつもりでして、更新の都度ツイートしますのでよろしくお願いします。
投資を始める前に知識をつけることが大事
ボクシングというスポーツがありますが、よく知られているように、階級というものがあって、一定の条件を満たすもの同士を闘わせるようになっています。しかし投資の特徴はそれとは逆で、すべてのプレーヤーが同じフィールドに投げ出されて争います。当然、機関投資家などのプロフェッショナルの方が有利です。投資をするには最低限の知識はつけておいた方がいいてしよう。
では、知識はどうやって付ければいいのでしょうか。
私の考えでは、投資初心者向けの本を一冊読むことです。間違っても「〇〇投資法」というタイトルの本は買わないでください。あれは株式市場のことをある程度わかっている人向けの本です。
買うべきなのは、例えばこういうやつです。

逆に買ってはいけないのはこういうやつです。

それでもやはり、難しいようなら、「ダイヤモンド・ザイ」を一年間購読し、一通り読んでから始めるという方法もあります。「ダイヤモンド・ザイ」は初心者向けの投資雑誌としては有用だと思います。ただし、ページの下に「PR」とついている記事は証券会社等の広告記事なので注意が必要です。

証券会社選び
日本株に投資をしたい場合、大手ならどこの証券会社で口座を作っても大差ありません。もちろん、証券会社によって、手数料率やサービスの違いはありますが、こと日本株に限ると、どこの証券会社でも問題なく使えます。ちなみに私はauカブドットコム証券とマネックス証券に口座を開設しています。
なお、間違っても対面証券で口座は作らない方がいいでしょう。対面証券とは、野村證券や大和証券といった店舗で担当者と話しながら発注するような証券会社です。往々にして手数料が高いうえ、担当者から営業されます。証券会社の担当者というと聞こえはいいですが、彼らは株式のプロではなく、あくまで販売のプロです。あなたがすでに億万長者ならこういった証券会社を使うメリットはありますが、普通の個人投資家にとっては無縁。近寄る必要もありません。
投資手法について
投資初心者の方については、奇をてらった手法は避けた方がいいでしょう。とはいえ、何が奇をてらった手法なのかがイメージできないかもしれません。具体的には、投機的な取引がそれに当たります。例えば一つの銘柄だけを集中的に買ったり、中小型株の取引や、空売り、信用買いなどです。これらの取引はリスクが非常に高く、いとも簡単に資金を失う危険性を孕んでいます。
では、どういった取引が比較的安全なのでしょうか。私の考えでは、大型株を複数保有することや、インデックス型の投資信託を保有することが比較的安全だと考えています。
これらの投資手法の特徴は、面白味がないことです。しかし、あなたの大切な老後資金を無くさないようにするには、こういった面白味のない投資手法を選ぶことです。
では、逆に、なぜ面白味のある投資法がダメなのか、私がやったことのある取引制度を個別に見ていきましょう。
信用取引について
信用取引とは、証券会社に証拠金を預けて、それを担保に資金や株式を貸借し、取引をするものです。いわゆる「信用買い」や「空売り」のことです。
信用取引の特徴として、レバレッジをかけた投資ができるという特徴があります。簡単に言えば、30万円の証拠金があれば、100万円の資金を動かすことができます。大きく設けられる可能性もありますが、逆戻り然りで大きく損失を出すこともあります。
信用取引は、通常、投資未経験者の利用は証券会社によって規制されています。しかし、ネット上での簡単な確認を行うだけで使えるようになるので、虚偽の投資歴を届け出れば使うことができてしまいます。
投資初心者の方については、証券会社に絶対に虚偽の投資歴を届け出ないようにしてください。
CFDについて
FXはよく知られています。外国為替証拠金取引のことです。CFDはFXの株式版だと思ってください。
これらの取引の特徴は、信用取引以上のレバレッジをかけた取引ができることです。
レバレッジをかけるということは、リスクが高くなるということです。投資における「リスク」とは一般的な意味合いではなく、ボラティリティの大きさのことです。ボラティリティとは、要は値幅です。大きく儲けることも可能ですが、逆も然りなのは信用取引とは同じですが、一般にFXやCFDは信用取引以上にレバレッジをかけることができてしまうので、非常に危険と言わざるを得ません。
絶対にやらない方がいいです。
イナゴ投資について
イナゴ投資とは、食物に群がるイナゴの如く、特定の株式が急に買われ始め、それを見た周りの投資家がその株式を買い、さらにそれを見た周りの投資家がその株式をさらに買い、というループを繰り返して株価が暴騰する現象を利用する投資方法です。いわゆる初動で買っておいて、高値で売却することを狙う投資方法です。この現象が起きると、出来高と株価があたかもタワーのようなチャートを描くので、イナゴタワーと俗に言われます。
しかし、そのイナゴタワーはある時を境に暴落するケースが多くあります。その暴落に巻き込まれると、非常に急速に株価が下がることで正常な判断ができず、「まだ上がるかもしれない…でも、いや」という考えになって、損切りが難しいことが常です。
私なんかは、その現象を逆に利用して、高値圏で空売りを仕掛け、暴落したところで買い戻す手法を使って、こういった投資家からお金を頂戴しているので、一般向けにイナゴ投資をするなと言うのは利益相反なのですが。
何にせよ、やらない方がいいでしょう。
外国株について
外国株は日本以外の市場の株式です。代表的なものに米国株、中国株、その他各国株があります。私が経験しているものは米国株だけですので、米国株について書きます。
米国株には日本市場ではどこまでも付き纏う単位株という制度がなく、1株単位で購入が可能です。株価も世界を代表するような株式ですら1株数千円で買えてしまうケースが多々あり(アマゾンなど例外もあり。)、さらに取引時間が日本時間の深夜なので、仕事に影響が出ることもほとんどなく、非常にとっつきやすいことが特徴です。また、好財務・高配当の銘柄が日本株と比べてはるかに多く、配当金目当ての投資にも妙味があります。
私が参考にしている本を挙げておきます。



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はっきり言って、うまい話などこの世に存在しません。絶対に引っかからないでください。
手前味噌ですが、私は時々注意喚起のツイートをしています。また、このようなことをするアカウントにフォローされた場合はブロック、リツイートしているアカウントはフォロー解除などの措置をしています。
最後に
「君子危うきに近寄らず」という言葉があります。別に聖人君子でなくとも危険には近づきたくないものです。ハイリスク・ハイリターンを求めすぎないようにしてください。
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