エアバリエOp.89-4(ドニゼッティの主題による)練習記01 譜読みスタート

先日、エアバリエOp.89-3(ベッリーニの主題による)が終わりました。この1年の目標としてダンクラのエアバリエOp.89の全6曲制覇というものがありまして、残るは4番ドニゼッティと5番ヴァイグルとなりました。

4番ドニゼッティを選択したのは、5番ヴァイグルに右手で弓を動かしつつ左手でピッチカートするという技法が入っていて「これは今は無理。」と思ったからです。すごく消極的な理由。

譜読みを始めて2週間。

譜読みの方ですが、とりあえず最後までは見ました。(弾けるとは言っていない。)

曲の構成としては主題、第一変奏、第二変奏というシンプルな構成です。細かく分けると第一変奏が2つの部分に別れそうです。

主題

主題の時点から簡単ではありませんでした。

付点音符が多く見受けられ、そう思ったらリズムが跳ねない音符が出現したり。しかも同じ系列のフレーズでも初めに出てきた時と、次に出てきた時で運弓に違いがあったりして紛らわしい。

対応として、先生から楽譜に弓のアップダウンを書き込んでおくといいとアドバイスいただいたので、楽譜に鉛筆で書き込みしました。

今のところテンポは4分音符=52です。めっちゃ遅い。

第一変奏

先ほど少し触れましたが、大きく2つの部分に分かれます。前半は16分音符主体のスケール感が強い譜面。後半は4分音符が多い比較的朗々と弾くべきだと思われる部分です。

この第一変奏がこの曲の難所だと思います。

今のところテンポは4分音符=48です。めちゃめちゃ遅い。

第二変奏

第二変奏は技術的に困難が大きいとイメージを持っていましたが、意外と第一変奏の方が難しく感じました。譜面の見た目は第一変奏の方が簡単そうなのですが。

確かに終盤付近になると重音が多発するのですが、79小節と81小節の三重音に手こずりそうです。一方の二重音のものは運指に無理がなさそうなのであまり障害にならなさそうに見えます。

メトロノーム…?まだ付けられていません…。

楽譜

この4番ドニゼッティについては2番ロッシーニや3番ベッリーニと異なり国内の有名どこのバイオリン教本に収録されていませんので、国外版の楽譜を使っています。

エア・バリエ(カール・フィッシャー版)
カール・フィッシャー版エアバリエ

エアバリエについて

エアバリエOp.89に含まれる各曲については以前まとめた記事を作っております。ご参考まで。

エア・バリエ Op.89(ダンクラ作曲)の各曲の解説と情報