バイオリンの肩当てをピラストロのコルフカーレストからクンのヴォーチェに変えてみた。

最近、肩当てを変更してみました。

直近の5年間はずっとピラストロのコルフカーレストを使ってきましたが、どうやら高値で取引されていると聞いて、売るという選択肢が出てきたのと、今持っている肩当てがコルフカーレストだけになっているので、予備用として肩当てを確保しておきたいと考えたからです。

たまたま、通っている教室で肩当てをたくさん並べていたので、先生に「ちょっと肩当て変えようかと思っているんですよね」と伝えたら、いくつか紹介してもらえて、その中からクンのヴォーチェが出てきたという次第です。

クンのヴォーチェの写真

早速ですが、写真を撮影しておきましたので、載せておきます。

クンの「オリジナル」と「ヴォーチェ」の違い

クンの肩当てといえば、「ブラヴォー」は木製で「ヴォーチェ」はカーボン製ですが、それ以外は全てプラスチック素材です。プラスチックだからと言って必ずしも品質が劣るわけではありませんが、その分お値段は抑えることができます。大体5~6000円ぐらいでしょうか。

一方、ヴォーチェは素材がカーボンということでお値段が高くなっており、定価で1.7万円ほどします。

クンの他の製品、特にオリジナルとどう違うのかを考えてみたいと思います。

  1. 軽い(オリジナルは重い)
  2. 脚の調整の融通が無段階で可能(オリジナルは左右3段階ずつの固定式)
  3. 値段が高い(オリジナルは安いしどこでも売っている)
  4. 収納時に脚を倒すことができる(オリジナルは不可能)

※ 4番目に関しては、オリジナルの上位互換機種で「コラプシブル」という製品であれば可能です。

ちなみに、なぜかクンの日本語版のウェブサイトにはヴォーチェは掲載されていません。同じサイト内のカタログPDFには掲載されていますが。

ピラストロの「コルフカーレスト」との違い

私が今までお世話になってきたピラストロのコルフカーレストとの違いについてです。

  1. 素材が違う(コルフカーレストは木製)
  2. 脚の調整の自由度は低い(コルフカーレストは自由自在)
  3. 収納時に脚を倒すことができる(コルフカーレストは不可能)
  4. 本体もクッションも分厚い

おそらく、最も違う点は4です。コルフカーレストはとにかく薄いです。薄いですが、体に触れる箇所に関してはきちんとスポンジがあるので、特に問題はありませんが。ヴォーチェはかなり分厚いので、肩当てを低めにしたい人には不向きです。

共通点はこちらです。

  1. 値段が高い
  2. 音がいい(ただし方向性は違う)

1の値段に関してはコルフカーレストはいつの間にかどんどんインフレしていってしまって、もはや買おうとすら思わないレベルに達していますが、ヴォーチェに関して値段は高いもののコルフカーレストほどではありませんね。

2に関して方向性が違うと書きましたが、どのように違うのかと言いますと、コルフカーレストは比較的楽器の音をそのまま出すことを意識しているように思います。一方でヴォーチェに関してはザラついた音を抑えて、気持ちのいい音を出すように設計されているように思われます。

ただ、例えば5メートル離れた客席の人がそれを感知できるかと言われれば、まあ無理だと思います。とはいえ、演奏する側としては耳元で出る音が若干マイルドになるので、弾きやすく感じるかもしれません。

ヴォーチェをしばし使ってみた感想

本体とスポンジが分厚いのが影響しているのか、楽器の安定感は半端ないです。動かない。コルフカーレストは良くも悪くも体の動きを邪魔しないので、弾きやすいといえば弾きやすいのですが、例えば、ポジション移動や、フォルテを出す時に楽器を下げてしまう癖のある私のような人はヴォーチェの方がいいかもしれません。

楽器の安定性という観点からは、ハイポジションになった時も安定しているので、その点も良いです。

音色に関しては、比較対象がピラストロのコルフカーレストになりますが、先ほど書きましたように、柔らかめの音ですね。音量はあまり変化を感じませんでした。

ちなみに、どっちが前か問題について

このヴォーチェ、どちらが前かと言いますと、脚の楽器と接する部分を見ていただいて、脚の幅の長い方が前(ネック側)、短い方が後ろ(エンドピン側)です。

バイオリンに装着した状態の写真はこちらです。

言い換えると、裏板に対してスポンジが太い側が右側、細い方が左側ですね。ご参考いただければ幸いです。

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