ダンクラ「エア・バリエOp89-2(ロッシーニの主題による)」練習記01

2021年の中盤までモーツァルトのアダージョK.261を練習していましたが、2021年11月からシャルル・ダンクラの「エア・バリエ(ロッシーニの主題による)」Op.89 No.2の練習を開始していました。

いつもなら、完成度は度外視して、練習記録のついでにブログでも進捗を残してきました。今回もそうしようかなと思っていたのですが、(※ここから言い訳ですので読み飛ばしてください。)譜読みが想像以上に進まず、あまりにも演奏が酷かったため全く記事にできずでした。

しかし、すでに11月、12月、そして1月と日数がどんどん消費されていく状態で記事化するタイミングを失ってしまったので、通奏できるようになった今のタイミングで記事化しておきます。

エア・バリエ(ロッシーニの主題による)について

さて、まずこの「エア・バリエ(ロッシーニの主題による)」という曲について簡単に説明を。

この曲はフランスの作曲家でバイオリニストのシャルル・ダンクラという人物が作った曲です。ダンクラの「エア・バリエ」はOp.89とOp.118の2つの曲集があり、それぞれ6曲構成で全部で12曲あります。

今回練習している「ロッシーニの主題による」はOp.89の2曲目です。Op.89の各曲はそれぞれ6人の作曲家の作った曲の主題をもとに変奏曲に仕立てたものです。Op.118の方はベッリーニの主題を元にしています。

それで、「ロッシーニの主題による」の前奏はロッシーニのオペラ「セビリアの理髪師」の序曲の冒頭からしばらく過ぎた、埋め込んでいるYouTubeの秒数で0:58あたりから流れてくる旋律が元で、テーマは「セビリアの理髪師」の第一幕第一場の2曲目のカヴァティーナ「ごらん、空がしらみ」(Ecco, ridente in cielo)が旋律が元です。

なお、ダンクラはフランスの人なので「エア・バリエ」という曲名はフランス語風に発音すると「エール・バリエ」となります。

実際に譜読みを開始して詰まったところ

前奏AndanteとテーマPiù lento

前奏のAndanteはあまり問題なくクリアできましたが、テーマのPiu lentoはかなり手こずりました。前半は難なく行けましたが、後半に入って3連符と6連符の乱れ打ちには閉口しています。いまだに拍が取れません。

当然メトロノームを付けて練習するんですが、旋律の骨格となる音は出せても途中の経過音(楽典的には違うかも)を入れると絶対にメトロノームに合わないです。とりあえずひたすら骨格をきっちり練習しないとダメですね。

第一変奏と第二変奏

次に第一変奏のCantabileについては多少問題はあったものの、そこまで破滅的な状態ではありませんでした。最後の方の第二変奏に向かって盛り上がっていくところがまだ難ありです。テンポを落とせば弾けるのですが。

第二変奏Brillanteに関しては3連符の取り扱いにかなり時間を取られました。で、それをクリアしたと思ったら今度は3重音が立ちはだかりました。EAD線を使った3重音なのですが、E線の音が出ません。

左手はE線に干渉していないことはわかっていて、原因としてはどう考えても右手の弓捌きがダメという結論です。

AD線を鳴らして間髪をおかずE線も鳴らすのですが、弓の軌道が楽器に対して斜めになる癖がついており、音が裏返っています。対処としては左手を押さえずに右手だけで3重音を繰り返し鳴らすという練習をしています。さて、効果は出るでしょうか…。

コーダ

最後のCodaはテンポが速いだけで技術的に難易度は低い…はずなのですが、アクセントを入れながらスラーを混ぜ込む必要がある小節がありまして、アクセントを入れるとそこの音が伸びてしまい、弓を切り返してスラーを入れるときに旋律が跳ねます。

ジャズじゃないんだし跳ねるというのはかなり問題ですね。

今後の取り組み

とりあえず、綻びは大量に残っていますが、通奏できるようになったので、綻んでいる箇所を順番に潰すのみ。書くのは簡単だけど、実際にやるのはかなりしんどいですね。心が折れそう(笑)。

レッスンで先生は、「ひと月ぐらい寝かすのもありかもしれない」的なことをおっしゃっていますし、今回は発表会目がけて完成度を上げていくという目標があるわけでもないので、寝かすかもしれません。

ただ、次にやる曲もやっぱりダンクラのエア・バリエの中から選ぼうかなと思っています。「パチーニの主題による」をやりたいなと。楽譜は入手してありますし、難易度とか「ロッシーニの主題による」と大きくは違わないかなと期待しています。

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