Last updated on 2021年5月26日
このリニアPCMレコーダーは2012年に発売され、現在では製造は終了していますが、中古品は8000円前後の価格で取引されている品物になります。今はこの機種から2世代ほど下ったQ2n-4Kが後継機種ですが、こちらは実売価格で2.5万円ほどするうえに品薄状態が継続しています。
デザインが古い…が、機能は十分。
確かにデザイン性という面から見るとやや古い印象を受けますね。この製品の見た目の特徴としては球形のマイクです。このマイクは中に恐らく2つのコンデンサーマイクが仕込まれており、ステレオ録音が可能で、指向性を30度~150度の幅で設定できることが魅力です。
録画の画質はフルHD対応で、録音は非圧縮の量子化ビット数が16/24ビット、サンプリング周波数44.1/48/96kHzのハイレゾ録音が可能です。
機能面から言えば、現在の動画配信の基準でも特に問題はありません。私が使うことを想定しているYouTubeではフルHDがメジャーで、4Kの画質は求められてはいないので。
意外と使えるのがアナログ録音調整
私はいままでPCMレコーダーと言えばTASCAM製をメインに使ってきており、録音レベル調整はデジタルでした。しかし、ZOOMはQ2HDに限らず、録音レベル調整をアナログのダイヤル式を採用しています。これが案外いいかもしれません。確かに、細かい設定はTASCAMの方がいいかもしれませんが、録音レベルは事後にある程度操作できる環境があるので、それほど問題ではありません。
音質と画質
気になるのは音質と画質だと思います。音質に関しては録音機器を多く出しているメーカーだけあって、いいのですが、画質に関しては特別いいわけではありません。とはいえ、使い物にならないかと言われればそうでもありません。例えばYouTubeで配信する程度のことであれば問題ありませんし、どうしても高画質で録りたければ、動画をデジタル一眼カメラの動画機能を使い、リニアPCMレコーダーで別途録音して後でミックスダウンする方法があります。面倒くさいですが。
電池寿命が短いのが短所
気になったのは電池寿命の短さです。アルカリ単3電池2本なのですが、2時間も持ちません。このことはQ2HDの購入前から把握はしていたのですが、実際の感覚で言うとあまりにも電池寿命が短いと感じました。電池を使用せずにUSB給電機能を使って、外部電源での駆動をおすすめします。
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